キャンパーの憧れを体現できる!Gクラスで行くキャンプ体験
未来の利用者に有益な情報をお届けする連載「賢者のカーシェア術」。この度はAnyca大好き「R」吉田の実体験をご紹介する特別編です。
キャンプに行くならどんなクルマ?
アウトドアブームで、特に盛り上がっているキャンプ。
気候の良い土日は、どこも予約でいっぱいなんてことも珍しくない。
そんなキャンプは、現代で「クルマ」が大活躍する数少ないレジャーの一つだ。
そのせいもあってか、キャンプ場に行けば本格SUVはもちろん、車高べたべたのスポーツカーまで、さまざまなクルマがある。
客層も様々、老若男女問わず見受けられる。
こんな大人気のキャンプ、皆さんはどんなクルマで出かけたいだろうか。
やっぱり乗り馴れたマイカー?、「このために買った」といわんばかりのおしゃれなクラシックミニバン?
意見は様々だろうが、やっぱり私は本格SUV(クロカン)だ。
クルマを持っていても持っていなくても
キャンプに行くならオフロードも走れて、そしてテントの横でお酒を飲みながらクルマを見つめて優越感に浸れる格好いいクルマがいい。
例えばそう…軍用車を起源にもつ、メルセデスベンツGクラスのような…
と私は思う。
だがこの手のクルマは車体価格も維持費も半端ではない。
大きな車体と大きな排気量…税金が..
その車体の大きさから都内では駐車場を探すのも一苦労だ。
Gクラスの重量は約2.5t機械式なんか絶対入らない。
もっと根本的な話をすれば、キャンプのためだけにクルマを買うわけではない。
速いクルマが欲しい人もいれば、乗り心地の良い優雅なセダンがいい人もいるだろう。
今まではそんな野望を抱いたらクルマを二台三台買わなくてはならなかった。
でも今は違う。Anycaがある。
探してみるとやはりある。メルセデスベンツGクラス!
都内だけでも8台。
出発場所を十分選べる台数だ。
クルマを持っていても持っていなくても、その時々に合わせたクルマに乗りたい。そんな風に思うのはクルマ好きだけの性だろうか。
いや、そんなことはないと思う。
やっぱり、その場に合った雰囲気を味わいたい…
こんな願いを叶えてくれるのはやはりAnycaだ。
“今回”の相棒はメルセデスベンツGクラス
「今回の相棒」なんて言えるのは今まで自動車メディアや一部のお金持ちの特権であった。
「クルマを取っ替え引っ替え乗り換える」なんて言うのは、クルマの耐用年数が13年を超える現代では基本あり得ない所業だ。
ちょっと話は脱線したが、Gクラスの紹介をしよう。
本格SUVの代表格といっても過言ではないこのクルマ、初代が発売されたのは1979年と長い歴史を持つ。
前述したが、もともと軍用車両であったゲレンデヴァーゲンを民生用にしたものだ。
そういった意味ではハマーとかなり近い。
約40年の間、初代のW460のモデルから現行のW463まで少しづつマイナーチェンジはしているが、基本的部分(エンジンとインテリアなど以外)については当初の設計のままである。
現代的なデザインからかけ離れたカクカクのデザイン、全高1970mm、重量2.5tの巨体が醸し出す雰囲気は、まさに本格オフロダーである。
とまぁいろいろ言ったがとにかく「カッコイイ」。
Gクラスで行くキャンプ…とにかく優越の空間
「うお、何このヤバい(いい意味でね)クルマ」
これがこのクルマを集合場所に乗っていったときの友人たちの反応だ。
今回は男ばかりのキャンプだったからかもしれないが、とにかく「スゴイ」以外の感想が出てこない。
走りだせばその優越感はさらに広がる。
先にも述べた全高1970mmの運転席はトラック並みのポジションに位置する。
ほかのどの一般車両よりも目線が高く、基本すべてのクルマを見下ろせる。
また重量2.5tの巨大で重厚なボディが周囲を圧倒する。
逃げていくクルマはあれど、煽ってくるクルマは一台もない。
キャンプ場につけば管理人がクルマの値段を聞いてくる。
やはりこのGクラス、攻撃力が高い。
この記事も、ついクルマの紹介ばかりになってしまう。
今回はキャンプをしに来たというのに…
今回は2泊3日のキャンプだ。
通常、1泊2日が多いと思うが、2泊3日だとかなりゆっくり過ごせる(Gクラスとも)。
まずは町で食材を買う。
こんな瞬間も少し優越だ。
キャンプ場は基本地方が多い。
最近都内では、感覚がおかしくなるほど輸入車が多いが、地方ではまだそこまでではない。
駐車場にクルマを止めて、一際黒光りするGクラスから降りると少し羨望のまなざしで見られる…気がする。
キャンプ場に行く前に街中でスーパーやコーヒーショップで買い物をする。行き当たりばったりでお店を見つけ食材やコーヒー豆を手に入れる、こんなプランを組めるのもクルマの特権だ。
1日目は到着して荷物を降ろし、すぐテントを立て食事を準備する。
ここでGクラスのリアゲートがちょっと活躍する。
通常のクルマとは違い、横開きだから荷物がおろしやすい。
テントが立ち、火をたくとお酒とBBQがふるまわれる。
キャンプというものがクルマ好きに人気がある理由がここにあると思っているのだが、キャンプ場では、自分らが青天井で食事をしているすぐ横にクルマがある。
クルマを見ながら飲んだりしゃべったりするのはキャンプ以外ではできない。
クルマの近くで食事できるレストランなんかないし、クルマを運転する場合アルコールは飲めない。
でもキャンプではその場ですぐ宿泊なのでこれが許される唯一の現場なのだ。
格好いいクルマを肴にしながらお酒を飲む…割と至極の瞬間だと思う。(軽いマイカー気分)
2日目はGクラスを少し走らせ近くの港に釣りをしに行く。
今回利用したこのGクラスのオーナーさんも釣りをするようで、車内にはルアーがあった。
さすがオーナーさん、使い方を分かっていらっしゃる。
暫く釣りをしていると、ヒラメなど魚が4匹ほど釣れた。
夜は釣った魚を食べながら、1日目よりちょっと控えめにお酒を飲む。
お別れの時間…
3日目は片づけをしてすぐ出発だ。
行きはしっかり整理して積むが、帰りはたたんであったものが膨らんだりと少し荷物がかさむ。
それでもGクラスの広いラゲージは余裕で荷物を積める。
これも時間がない帰りの積み込みでは少しありがたい。
三日間もGクラスに乗っていると、まるで本当に所有しているような気持になる。
でもプチ「Gクラスオーナー」の楽しい時間ももう終わり。返却の時間である。
返却場所に戻り、オーナーさんとこのクルマの良さを話し、シェアは終了だ。
走り去るGクラスを見つめながら、いつかは自分も所有を…と思う筆者であった。
少し寂しいけれど自分のクルマに戻る。
だが自分のクルマを走らせると、これはこれで悪くはない…いや良い。
やはりどんなクルマでもそれぞれの良さがある。
そんなことを思い出させてくれるのも、「カーシェアリング」だ。
Gクラス以外にも…
今回はGクラスを利用したが、もちろんキャンプに向いているのはこのクルマだけではない。
ジープラングラーやハマー、レンジローバーなど良いクルマはたくさんある。
おしゃれな雰囲気を味わいたければ240のボルボや、バナゴン、旧いデリカもいいだろう
強いておすすめを言えば、荷物がたくさん詰めて車高が高く、かっこいいクルマがいいだろう。
上記の大半はAnycaで見つけることができる。
【ライター吉田さんプロフィール】
若者の車離れのが叫ばれる今では珍しい車好きの若者。
免許を取ってそろそろ7年、今までに、Anycaやレンタカーなどで370種類ほどの車に乗るほど、とにかく乗り物を愛す。
「車はシェアやレンタルがいい、いろいろな車を味わえる。これが現代の車好きの在り方だ」と断言していたにもかかわらず、33回のシェアを経て、ついに車を購入。
愛車はジャガーxj。 普通自動車、牽引免許、船舶免許、二輪免許を所有。